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2004/07/02(金) 09:34:18
■ 気まぐれF1予想 ■
金曜日からフランスGPが始まります。
今回の勝つのは誰でしょうか!?
今F1で一番大きなファクターはタイヤです。 BSかミシュランかが大きく影響しているのです。
エンジンパワーで1秒ラップタイムを上げるのは容易なことではありませんが、良いタイヤに履き替えただけで、ポンとタイムは上がってしまうのです。
ちなみに、大きなレギュレーションの変更の無い昨年と今年の各サーキットのラップタイムの違いを見ると、平均で1〜2秒も上がっているのですが、その最も大きな要因がタイヤの進歩だといわれています。
F1で現在消費されているお金のほとんどはタイヤテストに注がれているといわれています。
毎週のように何処かのサーキットでF1の車が何台も走り、タイヤがテストされているのです。
ちなみに、僕もカートドライバーだったときはダンロップというタイヤメーカーの契約ドライバーだったので、一日10セット以上ものタイヤを履き替えてテストするというような事もやっていました。
話はそれましたが、要するに現在のF1は常に開発し進歩をつづけるタイヤ戦争が勝敗を分ける最大の要素なのですが、それ故に毎戦どちらのタイヤを履くチームが有利かは、予想不可能とも言えます。
どちらのメーカーがそのサーキット、そのときのコンディションにあったタイヤを持ち込むかが分からないからです。
しかしながら、それにもかかわらず、現在のところ今年は開幕戦以来、全てのサーキットでフェラーリに乗るミハエル・シューマッハが結果的に圧倒的な強さを誇っています。
シューマッハが乗るフェラーリが履くのはBS。 それ以外の有力チームは皆ミシュランです。
ではBSがそれ程優っているかというと、実のところそういうふうにも見えません。
他のチームも全く相手にならないという状況でも無いのです。
あと、ほんの少しだけラップタイムを上げて、レース中にもう少し賢い作戦を取れば勝てるチームも
あるのです。
他のチームが勝ってもおかしくないのに、ほんのちょっとの速さと、ミスと無駄の無い作戦でシューマッハが最終的に勝つというレース展開が開幕戦から続いているのです。
これはかつてセナとプロストがいた頃のようなマクラーレンの黄金時代のように、他のチームが全くお手上げという状況とは異なり、細かいところを見ていれば、なかなか面白いものです。
話が長くなるので、先に進みますが、フランスGPでは誰が勝つのでしょうか?
レースが行われるマニクールサーキットはフランスにあります。
そして、ミシュランはフランスの会社で、マニクールは知り尽くしたサーキットといっても過言ではないでしょう。
BSはなかなかテストをする事が出来ないサーキットですので、明らかに不利と言えます。
ミシュランを履くトップチームは現在BARとルノーです。
マクラーレンは今年車体に大きな性能上の問題があり、今回は改善を施したニューシャーシを投入するようですが、エンジンもパワー不足で、恐らく根本的な解決にはならないのではないかと思います。
アメリカGPでは速さを見せましたが、車体やエンジンの性能というより、空力で勝っていたのではないかと思いました。 (ただ、なんとなく僕の勘ではいいところに行くような気もします。)
また、ウイリアムズもトップチームでBMWのエンジンは最もパワフルに見えますが、今年はおかしなノーズを採用して、コーナリング中の空力が悪いように見えます。
マニクールは長いストレートにつながる大きく回りこむ高速のコーナーがあるので、空力も大切で、高速で進入する二つのS字コーナーがあるので、安定させるための車体性能も大切です。
また、唯一とも言える抜き所のストレートエンドのヘアピン前では、エンジンが速くなければ抜かれてしまいます。
ストレートエンドを速くしようとして、ウイングを寝かせてしまうと、その前の大きく回りこむ高速のコーナーでスピードが出ないので、結局はコーナー出口で後ろにつかれて、ストレートで抜かれてしまうのです。(ストレートは二回右に曲がるので、上手くブロックすれば抜かれないのですが。。)
ただ、抜かれないためには、どうしてもエンジンパワーが必要なのです。
エンジン・シャーシー・空力 全てがバランス良くマッチングしなければ速く走れないこのサーキットで、最も適した車はフェラーリ、BAR,ルノーです。
そして、ミシュランが有利となれば、ルノーとBAR。
しかも、ルノーはフランスのチームなので、多分有利。
今年ルノーで好調なドライバーはヤルノ・トゥルーリ。
という事は、こんな予想が妥当です。
1、ヤルノ・トゥルーリ
2、Mシューマッハ
3、バトン か バリチェロ
と理屈ではなるのですが、ですが、僕の予想はこれに勘が入るので異なります。
1、Mシューマッハ
2、ライコネン
3、ヤルノ・トゥルーリ
要するに理屈など関係ありません。。。
なーんだ、またシューマッハか、と思われるかもしれませんが、ここで勝つと言う事は彼にとっても大変な事だと思います。
ちなみに、最も注目されるドライバー 佐藤琢磨は!? ・・・・一番応援していて私情が入るので、全く分かりません。。。
常に進歩している彼には、今回も素晴らしい速さを見せて、トップ争いをして欲しいと思いますが、、、、
ところで、フランスGPは全16戦中、テレビで見ていて最も面白くないレースです。
まず、各コーナーに設置されているカメラのアングルが悪く、遠くて低いところから写しているので、マシンの挙動やドライビングの違いなども良く分からなくてとてもつまらないです。
次にサーキットレイアウトの特性の問題で、コーナーの出口で前の車にぴたりとくっついて、2台の車がテールトゥーノーズの白熱したバトルを展開すると言う事が起こりにくいのでこれもとてもつまらないのです。
見れば分かりますが、いつも前の車との車間があいていて、ぐるぐる70周も車が走る映像を2時間近くも見るのは耐えがたいものがあります。
でも! きっと琢磨は見せてくれるでしょう。 なぜならば、多分今回もホンダエンジンは速い → ストレート区間が速い → ストレートエンドのヘアピンで通常抜けない距離でも、彼はいつもブレーキを遅らせて抜きにかかりる → でも、止まりきれないと、ヘアピンの出口で抜き返される → 何度も繰り返す → いつか接触して終わってしまう。 そんな情景も想像できます。。。
でもいいんです。 彼は速いのですから、レース展開を上手になるのなんて、じじいになってからでもいいので、今はただただ速く走って、感動と興奮を与えてもらいたいものです。
あと、ひとつ今年絶不調のトヨタですが、オリビエパニスがここのサーキットにある唯一の左コーナーをとても
得意としていて、見ていて面白いです。
なんと、あのシューマッハより明らかに速いスピードで進入していき、パンパンパンと軽快に減速とシフトダウンをこなし、クルっと向きを変えて素早く立ち上がっていきます。
また、最終シケインに行くストレート手前の右コーナーの出口で彼は縁石まで行きません。 そこの出口で縁石を使うとトラクションがかからなくなり、シケインまでのストレートスピードをロスする事を彼は知っているのです。(他のドライバーは知らない人が多いです)
まあ、そこだけ速くても他のコーナーでのマシンの問題が大きいのでなんともいえませんが、まあ運がよければ4位くらいを走るかもしれません。
以上、F1フランスGP予想でした。
琢磨頑張れ!
2004/07/06(火) 01:50:28
■ ちょっとやりすぎじゃないでしょうか? ■
昨日フランスGPの決勝が行われた。
結果はと言うと、
1、シューマッハ
2、アロンソ
3、バリチェロ
僕が予想したのは
1、シューマッハ
2、ライコネン
3、ヤルノ・トゥルーリ
当たったのは1位のみ。 シューマッハが勝つなんて誰でも予想はできるので、たいしたことはありません。
マクラーレンが来るかと思ったのは外れ、ルノーが強いはずと言ったのは当たった。
他にも色々言っているが、まあ当たらずとも遠からずと言った予想だったと思う。
今回のレースはシューマッハが誰も予想しなかった4ピット作戦を行い見事勝利をおさめた点だ。
またレースを振り返り思ったことは以下の点だった。
1、ブリヂストンのタイヤが終始安定していた。
2、BARはあまり冴えなかった。 またエンジンも特別速いとは思えない。
3、思った以上にフェラーリのエンジンは速く、恐らく現在のトップチームの中では一番パワフルに見える。
4、ウイリアムズはドツボにはまっている。
■ルノーは絶対に勝てなかったか!?■
4ピット作戦で勝利をおさめたシューマッハに対して、セオリー通り3ピットで2位になってしまったルノーだが果たして優勝する事は絶対に不可能だったのだろうか? 僕はそうは思わない。
70周のレースを終えた二人の差は8.3秒だった。
序盤検討したアロンソだったが、2回目のピットイン後にはシューマッハにかわされ、その後は引き離される一方、正直見ていて勝つ!と言う強い意欲がチームからもドライバーにも感じられなかったように思える。
でも、僕は上手くやれば勝てたかもしれないし、少なくとももっと接戦には持ち込めたと思う。
あのサーキットはオーバーテイクが難しく、多少ラップタイムが遅くても、相手よりも前にいることが大きなアドバンテージとなるからだ。
ルノーが間違いを犯したと思う最大のポイントは2回目のピットインのタイミングだ。
序盤アロンソは健闘し、シューマッハと同じペースで走り、1回目のピットインの後でもトップでコースに復帰する事が出来た。 しかし、その後はペースが上がらずシューマッハに追い上げられてしまった。
しかし、シューマッハは抜く事が出来ず、予想よりも早く2回目にピットインをし、7秒弱のピットストップでコースに復帰して行った。
僕は本来この時点でルノーはアロンソを次の周にピットインさせ、シューマッハよりも短いピットストップでなんとか1位でコースに復帰させるべきだったと思う。 アロンソは明らかにペースが遅かったので、そのまま走れば走るほどシューマッハに遅れをとり、次のピットイン後に復帰するポジションは2位になってしまうからだ。 多少ペースが遅くてもシューマッハの前に出ればマニクールではそう簡単には抜かされない。
しかし実際にルノーが行ったことは、その後アロンソを5周も単独で走らせるという意味不明の作戦だった。
そして、まさにそのせいで2回目のピットアウト後には2位に落ちてしまったどころか、3秒以上もシューマッハに差をつけられてしまっていた。
アロンソはそもそも5周分も多くガソリンを積んでいたのだから、早めにピットインをして、短時間の少ない燃料補給でもシューマッハと同じ条件で戦えると読むのが正しいと思う。
僕だったら、5秒のピットストップでアロンソをコースへ送り出す作戦を取っただろう。
ただ、シューマッハはもっと長く走れたのに、アロンソの真後ろに来てしまったので、どうせ抜けないならと早めにピットインしたという考えもできるが、1回目のピットインでのストップ時間を考えれば、それ程ガソリンは積んでいないのは明白であった。
実際もし2回目のピットインの後でアロンソがシューマッハの前でコースに復帰していたら、シューマッハは困っていたはずだ。 なぜならば相手に対して約20秒のアドバンテージを必要とする4ピット作戦は前にアロンソがいて抜けない状況が続いた場合出来なくなる。 3ピット作戦しか方法がなくなるのだ。
しかし、4ピット作戦も考えてスタート時と各ピットストップ時に少ない燃料補給で済ませていたシューマッハは最後の3回目のピットインは残り周回数を多く残した早めにしなければいけない。
その結果最後のセッションは38〜40周分ものガソリンを積んで走らなければならなかったのだ。
そうなればいくらシューマッハと言えども、それだけの重い車ではそうそう良いタイムで走ることは出来なかったはずだ。
もちろん勝てたかどうかは分からないものの、アロンソは最後までもっと接戦を続けることが出来たのだ。
「あーあ、フラビオ・ブリアトーレもたいしたことないな・・・」そんな事も思いながら、ついつい最後まで見てしまったフランスGPだった。
ちなみに、後半ペースの落ちたルノーだが、それがわかっていれば、ルノーこそ4ピット作戦を取るべきチームだったと言える。
■ 駄目な車!? ■
あと、ウイリアムズの車はちょっと駄目ではないでしょうか?
僕はそもそもあのフロントノーズは良くないと思うのです。
そんな話はネットで見る限り何処にもありませんし、僕は素人なので空力の事は分かりません。
でも、あの特徴的な車は、ノーズのステーを翼端版のような大きなものにして、前からくる空気を整流して、後ろに流そうと言う考えだと思うのですが、一番良く動くフロントのノーズが縦方向に大きく整流されていたら、ほんのちょっとぶれたり方向が変わったときに一気に空気の流れが変わってしまい車は不安定になるのではないでしょうか? まっすぐ走るだけならいいと思うのですが・・・・・
また、今回は空力関係で色々な対策部品を付けてきましたが、ノーズの後ろに整流版を付けたりして、見るからにどんどん悪い方向に行っているよ
うな気がします。
ウイリアムズで働く一流大学を卒業したロケットサイエンティスト達はもしかしたら、風洞でF1がまっすぐ走るシュミレーションしか行ってないのではないかと疑ってしまいます???
ところで、今のF1は空力が大変重要視されていて、トップチームは百億円前後もする風洞を独自に持ち24時間体制でテストをされているそうです。 ルノーに至っては2台の風洞が24時間回り続けているそうです。。。
昔は何処のチームも車を設計する前に何処かの実験センターの風洞を借りてやっていたので、これほどまでの体制は考えられなかった事でしょう。
それも、コンピューターで入念にシュミレーションをした後にするそうで、作業の量は膨大だそうです。
また時速300キロの世界を風洞で再現するのには膨大な電力を消費します。 しかも24時間・・・
もしかしたら、NASAでもそこまではやっていないのではないでしょうか?
たった、20台の自動車が70周ぐるぐるサーキットを廻って、競争するために行う事としてはちょっとばかげているような気もします。
そういったお金や労力、資源、研究者達の知性はもっと将来の社会の為に有意義に使った方がいいのではないかとも思えます。。。
F1を見ている多くの人たちは、誰が速いか勝つのかを見に来ているだけで、何処の車の空力が凄いとか、マクラーレンのリヤエンドの整流の処理は素晴らしいとか言って見にくるわけではないのですから。。。
(そういう人もいるようですが。。。)
まあ、最新の技術力を集めたF1と言うのも大きな魅力の一つだとは思いますが・・・
でも、ちょっとやりすぎではないでしょうか?
2004/07/08(木) 22:05:27
■ フェラーリ・シューマッハはなんでそんなに強いのか ■
今年シューマッハは9戦中8戦も優勝している。
しかも、唯一落としているモナコGPでのトンネル内での事故がなかったら、あそこも勝っていたと思う。
「強すぎて面白くない」 見ている多くの人が口をそろえて言う。
シューマッハが速すぎるのか? 他のチームやドライバー達がだらしないのか。
数多くの要素があると思うが、僕はポイントとして一つ挙げるとしたら、それはチームワークだ。
ドライバーはサーキット上では一人で戦っているが、その車がその時そのポテンシャルを発揮できるようになるまでには数多くの人たちの協力、サポートが必要だ。
現在トップチームで働く人の人数は600人前後もいるらしい。
エンジンや車体が設計・開発され、工場で組み立てられ、テストチームによってテストが繰り返され、そして週末にはレース場に持ち込まれ、金曜日のフリー走行からエンジニアとドライバーの共同作業で予選・決勝に向けてのセッティングが進められる。
数多くの人達が膨大な作業をこなし、決められた期日までに徹夜をしてでも必要なものを手に入れる。
決勝前に無事に上位でスターティンググリッドを手に入れたチームは天文学的なお金と労力をその2台の車に注ぎ込んだ結果としてそこにいると言える。
時速300kmの世界で常に限界を超えようとする行為はトラブルなしにまともに走りつづける事さえ難しい。
誰かが妥協して手を抜いたらどうなるかは簡単に想像できる。
みんなが普通に働いていたのでは勝てないのだ。
だからF1のチームは働く人々は優秀かつ同じベクトルで進むことこそが最も有利な条件だと思う。
要するにお金も必要だが、それだけでは買えない、チームワークも大切なのだと思う。
そして、現在外部から見て最もチームが一丸となって同じ方向に突き進んでいる様に見えるのがフェラーリだ。
人間関係は良好。 シューマッハはメディアへの発言で常にチームを気遣い、チームも彼に最大の敬意を示す。
シューマッハがメディアからバッシングを受けるときに真っ先に彼を擁護するのはチーム監督のジャントッドである。
不運続きで不調だった昨年前半戦でさえもチームは決してシューマッハを非難するコメントは出さず、常にシューマッハを擁護しつづけた。
また、その後ターニングポイントとなったイタリアGPで何とか優勝した後の記者会見でのシューマッハの発言、「みんなのおかげで勝てた。 チームの仕事ぶりは本当に素晴らしかった。 工場で働く掃除のおばちゃんにまで感謝の気持ちで一杯だ。」という涙ながらの言葉を忘れる事が出来ない。それこそ両者の関係を良く物語っていると思う。
また、彼らは現在最も重要なファクターであるタイヤメーカー、ブリヂストンに対しての気遣いも決して忘れない。
一方、他のチームはというと、ストップフェラーリを最も有力視されていたウイリアムズは昨年から二人のドライバーと待遇などを巡って揉めていて、チームはドライバーに対しての不満を、そしてドライバーはチームに対しての不満を隠さない。 モントーヤなどはシーズンが始まる前から早々とマクラーレンへの移籍を発表してしまったくらいだ。そして今年は車も良くなく成績は悪い。
マクラーレンはそれほどひどくは無い様子だが、クルサードはここ数年チームからの評価が低く、来年放出される事がほぼ決まっていてチームに対しての不満もある様子。また他の面でもチーム内での不協和音は絶えないらしい。
ただ、チーム監督のロンデニスはたぶん何が大切かを良く分かっている人だと思うので、近い将来きっと復活するのではないかとも思うが良く知らないのでなんともいえない。
ルノーは優秀なチームだと思うが、人間関係はちょっとドライな気がする。それは前回フランスGPの最終ラップの最終コーナーでトゥルーリがバリチェロに抜かれてしまったときにチームは怒り、その責任迫ったという話を聞いてそう思った。 ミスといえばミスだが、チームが怒るようなことだろうか?
もし、5位を走っていて、最後に4位になっていたらどうなんだ?
一緒に残念がるのが本来の姿ではないだろうか?
いいときは良いが、いったん悪くなると手のひらを返したように冷たい。そんな印象のルノーだが、ドライバーのポテンシャルを100%引き出すためには少なくとも一緒に戦うシーズン中は友好的な信頼関係を築いた方がお互い得だと思う。
フラビオのやり方は見ていてなんか共産国の恐怖政治のような印象すら受ける。
ただ、それ故に仕事に対して厳しいのは確かで、それは色々とプラスに働いているかもしれない。
また、BARは昨年チームにあまり協力的でなかったジャックビルヌーブを切って、テストドライバーとして貢献してチーム内での受けもいい佐藤琢磨を起用、そしてホンダとの関係を強化して大きなステップアップを果たした。それ程優秀な人たちが揃っているとは思えないが、これこそチームワークがみせる妙ではないだろうか? チームの代表デビッド・リチャーズは琢磨がミスをしても、いつも彼を擁護する。
もっともこれは琢磨の人柄のなせる技でもあると思う。
要するにお金と人材が今のF1を形成する大きな要因だが、そこで忘れてはいけないのがもう一つ、「チームワーク」なのだと思う。
これはどんなスポーツでもビジネスの世界でも一緒。
何人かの人が志を同じにして、一丸となって前進したときに凄い結果が出る。
フェラーリはお金があるだけではない。シューマッハが速いだけでもない。
優秀な人が揃っているだけでもない。
僕には素晴らしいチームワークがそこにあるように見える。
2004/07/11(日) 18:31:03
バリチェロが勝つべきレース
イギリスGPが始まった。
ポールポジションは前レースからニューシャーシを投入したマクラーレンのキミ・ライコネン。
2位バリチェロ、3位バトン、4位シューマッハだ。
予想は正直難しいが、個人的にはバリチェロを応援している。
■バリチェロが勝つべきレース■
今回の予選でバリチェロはあのシューマッハよりも0.4秒も速かった。
昨年のイギリスGPも予選でミスが無ければシューマッハを抜いてポールポジションを取っていただろう。
シルバーストンは唯一バリチェロがシューマッハよりも速いサーキットなのだ。
なので、今回は彼が勝つべきレースだと思う。
ただ心配なのは彼の勝つことに対しての執念が弱い事。 勝たなければいけないと普段から思っていない人は、いざトップに立ったり、チャンスが来た時に自らのミスで逃してしまう事が多い。
ただ、今までシューマッハとコンビを組んだドライバーの中で彼ほど速かった人はいない。
シューマッハはデビュー当時からほとんどのサーキットでチームメイトよりも約1秒も速く走り、そのほとんどを引退に追いやってきた。 そのドライバーは当時天才と思われていたネルソン・ピケを始めそうそうたるメンバー。
その中で唯一バリチェロだけが、調子の良いときにはシューマッハとあまり遜色の無い走りで同じようなタイムを出す。
今年前半にシューマッハが「彼の車をあと少し速くできる人がいたら、僕は負けるだろう」のような事を言ったらしいが、とても率直な意見だと思った。
ただ、予選を見ていて、シューマッハのハンドリングは今年見た中で一番悪かった。
いつものように余裕で運転している感じは無く、ライン取りもなんか下手なドライバーのようだった。
セッティングが決まらなければ、シューマッハといえども速くは走れないし、カウンターを当てたりしなければいけないのだなあと変に安心してしまった。
■マクラーレンは来ないか■
ライコネンは何周分のガソリンを積んでいるか分からないが、4ピット作戦で来る可能性もある。
3ピットにするか、4ピットにするかは実際にテストをしてみて、60周のレースを20周くらいづつ走るのと15周くらいづつ走るのと、どっちが速いか試して計算すればよいだけだ。
ガソリンが少ない分の軽さから来る速さと、周回数を重ねる上でのタイヤの磨耗によるラップタイム落ち込み、そしてピットストップによるロスを計算すれば、どれが一番60周を走るのに適しているかがはじき出される。
ただ、注意しなければいけないのはピットインする度に何十秒かロスをして自分よりも遅い後方の車に抜かれる可能性が高いので、その車に引っかかってロスをするリスクも考えなければいけない。
前回フランスGPでのアロンソとシューマッハのように2台が集団から抜け出して大きくリードしてしまえば有効な作戦だが、そうでない限りリスクは大きい。
なのでほとんどのチームは3ピットが望ましいと思うが、僕は今回はいくつかのチームは1台を4ピット、もう1台を3ピット作戦で行かせるのではないかと思っている。
1台を前方で戦わせて、もう一台が後方で支援(もしライバルチームが4ピット作戦を取ってきたら、そいつを抑えて邪魔をさせるという作戦が取れるから)するという展開が考えられえるからだ。
まあ、シルバーストンがどれだけタイヤの磨耗によるラップタイムの落ち込みがあるかは知らないので実際4ピットが有効かどうかも分からないし、実際は保守的なマクラーレンはどちらの車も3ピットと考えるのが無難だろう。
ただ、一発タイムの速いミシェランよりも、恐らくBSの方がレースは安定していて強いだろう。
また、マクラーレンはインフィールドはとても速いがストレート区間は遅いので、バリチェロはレース前半でライコネンを追い抜くのではないかと思う。
そう考えると今回勝つべきドライバーはバリチェロ。
実はバリチェロは以前日本GPに来たときに、彼の友人の日系ブラジル人の為替トレーダーからのお願いで、僕が成田まで迎えに行って二人で一緒に渋谷で買い物をしたり、1日一緒に過ごした事がありかなりいい奴だったので、ちょっと思い入れがあるのだ。
気持ちを集中させてチャンスをしっかりと掴み優勝して欲しい。
もしできなければ、チャンピオンなんて一生無理だ。
ぜひ頑張って欲しい。
それにしてもマクラーレンは遅いエンジンをカバーするいいシャーシを作ったと思う。
もしこれでエンジンが速くなれば凄い事になる。
来年は新たにモントヤが乗るが、もしかしたらマクラーレン黄金時代がまた来かもしれない。
2004/07/13(火) 15:06:14
■ 的外れな予想 ■
イギリスGPの予想は思いっきり外してしまった。
用事があってテレビは見なかったが、2ピット作戦でシューマッハが見事にまた優勝してまったようだ。
思えば確かにバリチェロと同じ車に乗るシューマッハがあれほど予選で苦戦するのもおかしい。 ガソリンをいっぱい積んでいただけだったのだ。。。
フェラーリがシルバーストンを60周走るために理論上最も適しているのは2ピット作戦だったらしく、シューマッハはそれをしっかりと実行して僅差でライコネンを破ったようだ。
シューマッハは強い。 でも昔みたいにぶっちぎりで1台だけ速い訳ではない。
昔のレースは速い車に乗ったドライバーはビリからスタートしても優勝したりしていた。
今はしっかり計算して数秒の差で相手の前に出て優勝しなければいけないので、見ていて面白いはずだ。
ただ、結果はいつも同じ。。。
それにしても全く壊れないフェラーリというのも凄い話だ。
イタ車なのに。。。
2004/07/23(金) 13:19:42
ドイツグランプリ
今日からドイツグランプリが始まる。
誰が勝つのか!? 正直分かりません(笑)
ホッケンハイムサーキットは2年前に大幅な改修が行われ、それまでの超高速サーキットから普通の中速サーキットへと生まれ変わった。
昔のサーキットだったら、BARがそこそこ早かったかもしれない。 でも今のレイアウトでは全く分からない。。。
まず、現在調子を上げているマクラーレンは恐らく速いでしょう。 特に最終コーナー付近のスタジアムセッションという、くねくね左右に大回りする所などはメカニカルグリップと空力の良さを誇る現在のニューマシンは他のチームよりも速いはず。
また、モナコを除いて全て優勝しているフェラーリも普通に行けば速いはず。 唯一の心配は路面温度。
高温に弱いといわれているBSが今週末の天気にどう左右されるかだ。 ちなみに今年はどのサーキットでもまだ雨が降っていないが、もし路面が濡れるような事があれば、フェラーリは断然有利と思われる。
ウイリアムズも最近のテストでは好調で、もともとエンジンは速かったので、車をうまくセッティングできれば、シューマッハの次に速いと思われるモントーヤもきっと速さを発揮するのではないかと思う。
ポールポジションはモントーヤでは?
BARはよく分からないが、なんとなく佐藤琢磨が速いような気がする。
ルノーに関してもいまいちどんなポテンシャルを発揮するか分からない。
要するによく分からないのです・・・・
そういう時の予想は勘に頼るのが一番ですが、なんか何も思い浮かばないので、予想は本日のフリー走行の結果を見てからにしようと思います!
2004/07/24(土) 13:05:21
フリー走行1日目
ドイツGPが始まった。
初日トップタイムは王者ミハエル・シューマッハで1:15:001
2位はライコネンの1:15:045、3位がモントーヤの1:15:167、そして4位がバトンで1:15:379。
期待の琢磨は7位の1:15:657だ。
トップ3人はほぼ同タイム
ここまでのところは前回の日記で予想したフェラーリとマクラーレンとウイリアムズが速いだろうと言ったのが当たっている。
ここまで来るともうこの3チーム+BARの4チームはほぼ戦力は互角でドライバーの戦いと言って良いのではないかと思う。
どのチームもセカンドドライバーはタイヤ選択など別のプログラムでフリー走行を走っていると思われるので、タイムは出していないが、彼らにもチャンスはあると見ていいだろう。
予選はこの先の天気や路面コンディションにどれだけ合わせたセッティングをしてこられるかという要素もさることながら、ドライビングと言う単純な要素が最も大きなファクターを占めるのではないかと思う。
では予選の予想を
ドライバーの技量やもって生まれた運、という要素で言うと、恐らく
1位 シューマッハ
2位 モントーヤ
3位 ライコネン
と言うのが妥当。
でも、予選一発はモントーヤが取るのではないかと思うので、
1位 モントーヤ
2位 シューマッハ
3位 ライコネン
こんな予想で行ってみようと思います。
当たるかな・・・?
2004/07/25(日) 09:48:12
昨日の予選結果は
1位 シューマッハ 1'13"306
2位 モントーヤ 1'13"667
3位 バトン 1'13"673
4位 ライコネン1'13"690
だった。
ちなみに3位のバトンはエンジンを積み替えていて決勝のスタートポジションは落ちるので、昨日の最初の予想を変えなければ、1位から3位までそのまま当たっていた。
余計な事をしなければ良かったが、大筋の展開は当たっているのでまあOKだろう。
それにしても、凄い接戦だ。 2位、3位、4位と全員1:13:6でほぼ同タイムなのだ。
4チームが同じ戦力で、ほぼドライバーの腕によるところが大きい戦いが見れるレースなんて今までのF1の歴史を見ても無かったのではないかと思う。
■シューマッハは勝てないを予想!■
予選はシューマッハだけが0.3秒速いが、決して簡単に勝てるレースではないと思う。
実は僕は昨日もテレビは見ていないので、状況は良く分からないが、結果だけ見て思うのは、シューマッハは今ガソリンが少なく軽いのではないかという事。
1回目の予選でバリチェロとともに14秒台で11位と12位と低迷してしまったため、仕方なくガソリンを軽くしてきたのではないか?
シューマッハだけタイムアップしてバリチェロはそのまま14秒台と言う事はたぶんピットストップの作戦が違うのだろう。
でも、1回目の予選でモントーヤに0.7秒差をつけられたシューマッハは恐らくかなりガソリンを少なくした可能性がある。
(ミスとかしてなければだけど)
そうするとレースが始まり、ポールからスタートしても2位以下に相当差をつけないと最終的に前には出れない。
結構苦戦が予想されるのだ。
■それでも強いシューマッハ■
でも、もし仮にそんな状況でもシューマッハはいつも勝ってしまう。 そんなレース展開が今年は続いている。
ピットストップの作戦と、どんな状況下でもベストタイムを叩き出す技術が他のドライバーとチームよりも上回っているからだ。
今回も最初のピットインは早いかもしれないが、2回目のピットインは遅くして、遅い車に邪魔をされない場所でタイムを刻んで最後はトップに立つかもしれない。
でも、そんな作戦が取れるのも、ガソリンが多く車重が重いときも、逆に軽くグリップが落ちてきたときも、それなりにしっかりとしたタイムで走れる車のバランスとドライバーの技術があって初めてできることだ。
作戦、セッティング技術、ドライビングと彼らは常に他よりも1枚上手なのだ。
あと、天候が変わって雨でも降ってきたらBSタイヤのシューマッハは更に有利になり、トップを走っていなくても逆転で優勝なんて事もありえる。
今までの結果が示すように、今回のレースも普通だったらポールを獲ったシューマッハがダントツで有利と見るべきだろう。
■それでも、優勝はモントーヤを予想!■
しかし今回に限ってはそううまく行かないような気がする。
ウイリアムズの車がどれだけ安定してタイムを出せるのかは知らないが、シューマッハは最終的にモントーヤにトップを取られるような気がするのだ。
シューマッハはトップでスタートして7〜9周で早々とピットイン、そしてピットアウト後に遅い車にひっかかり、タイムも伸びずモントーヤやライコネンに先行されえしまうというレース展開が考えられるからだ。
でも、そうなると一番安定して速そうなのはイギリスGPでも実証済みのニューシャーシのマクラーレンに乗るライコネンだが、あえてモントーヤを1位に予想しようと思う。
理由は彼の方が勝負強いから。
それにしてもトップ3は誰が勝ってもおかしくない。
とても面白いレースになると思う。
2004/07/27(火) 13:32:45
■ またまた外れた予想。。。 ■
予想に反してまたまたシューマッハが優勝した。
あれだけモントーヤを予想しておいて、彼が全く駄目だったので結構恥ずかしいものがある。。。
そもそも僕はWEBこんな事をやっているのには理由がある。
物事の「先見性」を養うためだ。
手に入る情報を分析し、そしてそこから新たに生まれる「結果」を予想する事は、まさに「先見性」が要求される。
「先見性」とは分析力だけでなく、それを理論立てて組み立てていく力や、それに直感力も必要とされる。
全世界が注目し、各レースで順位という分かりやすい結果が出されるF-1という世界は、そう言った事にうってつけの対象だと思ったからだ。
もちろん、株や為替と言った対象の方が良いとは思うが、他に多くの人がやっているし、そこまで世の中の事を勉強する根性と時間も無いので、とりあえずF1でやってみようと思ったのだ。
もちろん、僕自身も以前レースをやっていたので、普通よりもその世界の事に詳しいという理由も大きい。
ところで、今年僕はモナコグランプリでトゥルーリーが勝つことを予想していた。
もちろん、ポールポジションからスタートしたので、その予想は十分にありえる事だったが、僕は4位からスタートするシューマッハが最初にガソリンを多く積んでいて、前を走る他のドライバーがピットインした後にスーパーラップを叩き出して、その後トップ争いをする面白いレースになると予想した。
そして、それでも「運はトゥルーリーにあり」と読んでいた。
レースはまさにその通りとなり、シューマッハは他のドライバーがピットインした後にファーステストラップを叩き出し続け、ペースカーが入る時点ではトップに立っていた。 まだ給油はしていなかったが、そのままレースが再スタートしていれば、ペースが速く、前がクリアだったためかなり有利だっただろう。
しかし、トンネルでモントーヤと接触してしまい、結果トゥルーリーが優勝したのだ。
さて、それはさておき、今回なぜ予想が外れたのかを考えてみた。
1、情報が足りない
2、僕の興味が薄れている
3、勘が冴えていない
4、読みが甘い
モントーヤは確かに速いドライバーだし今回は車が良かったかもしれない。
ただ物事には流れがある。
ここ数戦ツキから見放されている彼やウイリアムズチームが突然優勝する事は本来であれば大変難しかったかもしれない。
また、来年からマクラーレンで走る事と今年はチャンピオンがもう獲れない事も決まっている彼にレースで勝つというモチベーションが無いという可能性もある。
もっとうがった見方をすれば現在選手権4位のウイリアムズと5位のマクラーレンの順位をモントーヤが故意に操作しようとしているのかもしれない。
ちなみに4位と5位ではFIAからチームに配当される莫大な分配金等の待遇が大きく違う。。。
裏で金が動いていなくても、来年移籍するマクラーレンを優位にしておく事は悪いことではないかもしれない。
最近のモントーヤの気の無いインタビューを見ていてもやる気の無さが伺えなくも無い。 気のせいかもしれないが。。。。
以上、今のところ僕は物事の「先見性」という点ではたいしたレベルではないようだ。
次回ハンガリーではマクラーレンがとても速いと思うが、もう少し考えてから予想しようと思います。
2004/09/11(土) 14:25:14
すいません!
ちょっとお休みします。
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