酒井浩最近読んだおすすめの本

 

 

最近読んだ本と感想

 

最強の投資家バフェット  牧野洋 (著)     おすすめ度  ★ ★ ★ ★ ★

 マイクロソフト会長ビルゲイツ氏に次いで、世界2番目のお金持ち、「ウォーレン・バフェット氏」のお話です。

11歳で株式投資を始め、様々な経験を重ね不動の投資理論を確立させていくストーリーはとても読みごたえがあり勉強になります。

彼は目先の利益にとらわれず、何が本当に得なのかと言う、ごくあたりまえでシンプルな事をスマートに考え実践し続けてきた人なのだという事が分かります。
この本からは多くのことを学ばせていただきましたが、ポイントは彼の投資家としてのマクロな見方、長期的視野に立った大局的な戦略と行動、そしてその継続です。

自信を持って買える優良な会社の株を取得し、その成長とともに莫大な富を築く彼の投資スタイルは、短い期間で利益を確定しつづけなければいけない外資系投資銀行の多くの部門やヘッジファンドなどとは明らかに違います。

そのスタイル、スタンスの元になっているものは、彼自身の誠実で高潔な人間性のようですが、そのような人間が投資家として世界的にこれだけ成功するという事実は、きっと僕だけでなく他のこの本を読む多くの読者に好感と安心感を与えてくれるものだと思います。

是非読んでみてください。

2005年9月16日


 

自省録 中曽根 康弘 (著)     おすすめ度  ★ ★ ★ ★

特に興味があったわけではないのだが、本屋で表紙を見て、「悪そうな顔だな〜」と、何気なく手に取り読んでみたのがきっかけ。
小泉首相から参議院議員引退を宣告された話が導入として始まる。
最初はクビにされた腹いせに首相に対する恨みと批判を書き綴った本という印象で、ネガティブなので読むのはやめようかと思いましたが、読み進むうちに中曽根氏の政治家としての人生、歴史、そして哲学とその舞台裏まで書き下ろした本文に引き込まれ購入を決断。

日本の戦後の歴史を知るとともに、中曽根氏の政治家としての手腕、 世界観、卓越したバランス感覚などを教えられるとても勉強になる書でした。

以前から、近年の日本の政治家の中では優秀で最も高い能力を持つ方だとは思っていましたが、 この本を読み政治家としてのテクニック・能力が高いだけではなく、芯のしっかりとしたレベルの高い哲学、志を持つ器の大きい人間なのだと思いました。

余談ですが、中曽根氏が小泉さんから引退を宣告され憤慨していた直後だと思いますが、首相官邸に中曽根氏を含む歴代総理何人かが招かれ小泉首相がイラクへの自衛隊派遣の決定を報告するというニュースがテレビで流れていました。

僕は中曽根氏は小泉氏に対してどんな顔でどんなコメントをするのか興味深々でしたが、彼のコメントは意外にも「我々ができなかった事をよくぞやってくれた」と小泉氏を賞賛するものでした。
自衛隊派遣の賛否は別として、政治家個人としての利害からくる感情と国家を思う政治家としての理念をしっかり別けて考えられる筋の通った人なのだなあと思いました。

2005年7月16日


その他最近読んだおすすめの本

Google誕生 ガレージで生まれたサーチ・モンスター (デビッド ヴァイス )

決断力 (羽生 善治)

国家の品格 (藤原 正彦 )

最強のヘッジファンドLTCMの興亡 (R・ローウェンスタイン)

バートン版千夜一夜物語U (大場正史訳)

アイルトン・セナ神に召された天才の肖像 (荘田健一)

スカッシュ上達講座 (日本スカッシュ協会)

財務諸表の見方 (日本経済新聞社)

ユダヤ教の本 (学研)

イスラム教の本 (学研)

東欧チャンス (大前研一)

水煮三国志 (成君憶)

好き嫌いで人事 (松井道夫)

地図で見る世界のワイン (ヒュージョンソン)

こだわりのシガー (アンワー・バティ 小林愛心監修)

 

 


 

トップページへ